めまい
めまいは、内耳性疾患(みみの病気)以外にも中枢性疾患(脳の病気)や非前庭性疾患(内科などの病気)など多くの疾患によってひきおこされます。しかし、めまいの原因の60%は内耳性疾患(みみの病気)だと言われています。そこで私のような耳鼻咽喉科医がめまいの鑑別診断を行うことは重要なことであると考えます。当院では、血液検査、聴力検査や赤外線カメラによる眼球運動検査、レントゲンを用いて診断にあたらせて頂きます。また中枢性疾患を疑う患者様には、近隣の病院と連携して頭部MRIなどの画像検査ができるように手配させて頂きます。治療は、良性発作性頭位眩暈症に対する理学療法(三半規管内に浮遊した耳石を移動させる方法)や、めまいの急性期の患者さんには、抗めまい薬や制吐薬を用いた点滴も行っています。